「生きものたちのつくる巣109」感想
鈴木まもるさんの「生きものたちのつくる巣109」を読みました。
哺乳類、鳥、クモ、昆虫、爬虫類に水棲生物まで。様々な生きものたちがつくる「巣」を紹介した本。
ねぐらとしての巣だけでなく獲物を捕らえる罠、求愛のための「あずまや」など構造物全般を扱っています。
なぜこんな構造をしているのか、作り方や断面図も質感溢れるイラストでばっちり網羅。
鳥率高めで嬉しく思っていたら、作者の肩書きのひとつに「鳥の巣研究家」があって驚きました。多いわけだ!
特に興味深かったのは
- 発酵熱を利用して卵を温めるツカツクリ
- ダミーの入口が付いた巣をつくるアフリカツリスガラ
- 巨大な巣が規則正しく同じ向きに並ぶジシャクシロアリ
- クモの糸で葉を縫って筒状の土台をつくるオナガサイホウチョウやセッカ
植物の繊維を編む途中、うっかり自分の足も結んでしまうことがあるらしいケープハタオリもかわいいです。もーかわいい!
彼、彼女らを見習って大掃除に励もうと決めた1冊でした。工夫を凝らした快適な場所で巣ごもり……頑張ろう。
\Thanks for reading!/