手帳カバーの素材を調べてみた。PUとPVCの違いって?

手帳カバーの素材 PUとPVCの違いについて

いつの間にやら9月。手帳好きにはたまらない季節ですね。

私が使っているJSダイアリーも先日、2023年版の仕様が発表されました。なんでもカバーの素材がPUに変更されるとか。

PU。ケースやカバーでよく見る素材だけど、詳しくは知らないな……。

というわけで調査開始。

比較対象が欲しかったので、これまたよく見る素材PVCについても調べてみました。

PU(ポリウレタン Polyurethane)

布地の表面にポリウレタン樹脂を塗布した人工素材。フェイクレザーとも呼ばれる。

ソフトな手触りが特徴。本革に近い見た目と質感。柔軟性が高く、PVCに比べると通気性がある。撥水性は高いがメンテナンスは乾拭きが基本。

PVCよりは経年劣化しにくい。湿度の高い場所では水分と化学反応を起こし、表面がボロボロになる可能性あり(加水分解)。高温、日光にも弱い。

PVC(ポリ塩化ビニール Polyvinyl Chloride)

布地の表面に塩化ビニール樹脂を塗布、または素材そのものを成形した人工素材。

つるつるした手触りが特徴。耐久性が高く、水や中性洗剤で汚れを落とせる。着色、印刷、エンボスなど加工もしやすい。安価。

通気性や柔軟性はPUに劣る。経年劣化で表面がカチカチになる、割れるなど傷みやすい。表面加工によってはペタペタ感がある。

まとめると

PU→見た目と質感が革っぽい。乾拭き。
PVC→メンテしやすい。色と質感は加工次第。
どちらも経年劣化はする。

ふむ、理解。

手持ちではパイロットのB7スリムバインダーがPU。メモ帳とミニ手帳を兼ねています。

パイロット B7スリムバインダーの画像

使いはじめて5年ほど。ペンホルダーの裏貼りが剥がれてきているくらいで目立った表面劣化は無し。まだまだ使えそうです。

JSダイアリーはこれまでカバーの素材を公開していないようで、検索ではヒットせず。おそらくPVCかソフトPP?

こちらは手持ちで一番古い2016年版のカバー裏。当時はESダイアリーでした。

ESダイアリー カバー裏の画像

袖がブラウン、表紙がオレンジ。変形と退色が見られますが外に持ち出すものでなし、こちらもまだまだ使えそう。

このカバー裏、毛羽のようなさらさらの加工がしてあって、開いたとき上下にちらっと見えるところが好きです。

袖が薄くて書くときに干渉しないし、軽くて丈夫で必要十分なところも好き。

色ごとに表紙の加工が異なり、先のオレンジはポコポコ系、ネイビーはグリップが効き、今年のベージュはすべすべ。毎年選ぶのが楽しみでした。

JSダイアリー ネイビーとベージュの画像

そうか……変わってしまうのか……。

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以上、PUとPVCの特徴を調べながら手持ちのカバー類を見てみたよーという記事でした。

変わってしまうのは寂しいけれど、素材の特性を理解しつつなるべく長く使いたいと思います。

来年の手帳が決まり次第、中身や使い方についても書いていきますのでよろしければまたお付き合い下さい。

それでは、お互い良い手帳時間を!

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