100均フリーダム
内海慶一さんの「100均フリーダム」を読みました。
コンセプト:不明
作り:粗め
値段:100円(+税)
斜め上の感性と、ざっくりした工程のコラボレーションにより誕生した100均製品を褒めまくる本。
目が黄緑のパンダ、瓶のふたがサイコロ、猿寿司、ギョーザ&ジャム。
文字だけだと意味不明。写真付きでも意味不明なシロモノたちがフルカラー・解説付きで紹介されています。
魅力は著者のコメント能力。沸き起こる疑問とテキトーな作りを認めた上で「フリーダムだね」と肯定。
怨念じみた人形があれば優しくなだめ諭し、個体差を認めそれを誇ろうと啓蒙。
さらには製作現場に思いを馳せ、大らかなスタンスと常識からの逸脱を恐れない精神を称えています。
もう何というか清々しい。
特に好きなのはガラスの鳥、カエル・スケルトン、サンタ・デ・ブードゥー人形。
突如始まるクイズや「実はシリーズだった」シリーズも好き。
読んでいると細かいことがどうでもよくなる、ゆるくて解放感に溢れた1冊でした。
\Thanks for reading!/